文筆家兼イマジニア 増田(maskin)真樹
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アキバマニアへの道「SECONDLIFEは日本では流行らないだろう。」を受けて

2007年3月07日 17:07 赤口 by maskin

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via SECONDLIFEは日本では流行らないだろう。|アキバマニアへの道。という記事を読み考えた。果たして、流行らないだろうか。

以下、アキバマニアさんの言葉

私がそう思う根拠は一点だけです。個人ユーザーよりも企業の進出が先に行ってます。Webサービスで多くの日本企業が手を出したものは大抵うまくいってません。

たしかに企業が豊富なリソースの力を利用し、狙い尽くしたサービスやその枠組みはうまくいかないことが多いです。「お客様のため」といいつつ、利益重視になっていることがほとんどですからね。

SecondLifeの普及には、利用者が主体となり”普及の芽”を形成しているかどうかだと思いますが、確かにこの盛り上がりをニュースやブログやらでみていると、SecondLifeの中で文化的(リサーチするのではなく、貢献して、還元して、コミュニケーションして、創造していることを定義)な活動をしていない人が、「SecondLifeはmixiです」とかわけのわからないことをノリでいっていたり、まだ日本の市場もできてないのに「ビジネスモデル、著作権、法律」など先走った議論ばかりが目立ちます。世論の形骸化とでもいいましょうか。それよりSecondLifeのすばらしさ、ここで創造することを体験しないといけないですよ。クリエイターや事業者の方で素晴らしい人が活動を始めているっていうのに、そういう人たちの存在が漏れてしまっている。なので、現時点では、アキバマニアさんの言うとおりまだまだあやういと思います。

今回のSecondLife盛り上がりに似たようなケースは、日本では2003年頃から始まったブログやSNSの商業利用の流れになると思います。ブログは2003年末頃、個人利用者は500名に届かない程度でした。その後、ニフティなど大手ISPのサービス開始により、翌月末には2万に届く勢いでした。なので、ボリュームで見ると・・「個人が主流で、企業が後追いをした」という話ではないですね。

ただし、注目すべき点は、当時の数百名の個人利用者・開発者は、主にネット関連事業に関わる人で、MovableTypeなどをインストールして利用するだけでなく、CSS開発などのクリエイター、関連技術を開発するエンジニアなど、ブログの発展に不可欠なスキルを持った人たちが一揃えとなり、スパイラルのように一種のブログ文化創造市場を作り上げていたところだと思います。つまり普及の芽は、確かに利用者主導の中にあったといってもいいと思います。ただ、現在は、事業者の思惑が先行しすぎている感じはしますが。

一方で、SNSですが、私がOrkutやLinkedInをやっている頃は、Joiや西川さんなどがアカウントを持っているくらいで、日本人はほとんど見かけられませんでしたが、mixi、greeが事業者主導で盛り上げていったと言っても過言ではないでしょう。ただ、greeは人を集めたりイベントをやったりしていたのに対し、mixiは十数名の関係者から口コミで広げていったので、両者の発展を同軸で語るのは雑かもしれません。mixiの爆発的な普及の裏には、事業者や学校などの組織票を使わないで、人から人を招待する欲求をうまく丁寧に受け止めていったということがあるので、そういった過程を踏まえるとSNSも利用者から成長していったサービスといってもいいかもしれません。

ブログは、誰もが発信できるウェブの新しい形を生みだし、SNSはコミュニケーションの新形態を生み出しました。
じゃあ、SecondLifeは今後、何を生み出すことができるのでしょう。それは、さらに創造性を発揮できる、使いやすいインターネット環境なんだと思います。

SecondLifeのメタバースは、個人的には「三次元のハイパーカード」みたいなものだと思っています。さくさく絵や音、動画を取り込み、プログラミングで命を吹き込むことができる。今でもすごい人が沢山いますが、日本語版がでたら爆発的に創造物がうまれるでしょう。ここがこの半年(2007年3月から10月頃まで)の最大のポイントだと思います。もし、作り手が増えなかったり、いいものがでてこなければSecondLifeの普及は、当面ないと思います。実現すれば、インターネットユーザーの新しい章がはじまるでしょう。

そうなれば、利用者にとってさらに優しいネット環境になると思います。だって、ゲーム感覚で操作できる上に、近い将来音声チャットで会話もできる。キーボードがいらないインターネットの世界ができるわけです。そうなれば検索も下火になりますね。必要なスキルは「方向感覚」?になるのかもしれません。

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