
およそ10年前のノートパソコン。パソコン販売最盛期のこの頃購入したマシンを意外ときれいなまま残している人も多いのではないだろうか?「気に入っているんだけど、もうインターネットにすらつなげられないし」などとあきらめている人にあえていいたい、「Ecolinux」 [L]があればまだ大丈夫だと。
今回、知人の依頼を受けたのはソニーのPCG-XR1G[L:公式]、1999年発売で価格はなんと33万円[L]メモリは標準64MBに増設して128MBしか搭載されていない。
当然、Windowsは使えないほど遅く、ゴミ扱いされていたが、「愛着があって捨てられない、どうにか使えないか?」という相談を受け、いくつかのLinuxディストリビューションを試してみた。
まず試したのが「Ubuntu 8.04 Hardy desktop」[L]
ネットインストールはNG(USBデバイスがうまく認識せず)内蔵CD-ROMドライブ経由でインストール。うまく起動メニューがでたので、最後までうまくいくと思いきや、インストール途中で先に進まず断念。
Linuxディストリビューションは本体は軽いのにインストーラが重いという話を聞いたことがあるが、128MBメモリには耐えられなかったか。
次は「Fedora Core 8」[L]。
なぜ、重そうなFedoraCoreかというと、以前、いくつかの小型アプライアンスへのインストールで、最も成功率が高かったからだ。しかし、このマシンではNGだった。
Image via Wikipedia
そもそもこのスペックではデスクトップOSは無理かなと思い、次に試したのが「Ubuntu 8.04 Hardy Server Edition」[L]。
これは見事にインストール成功。Railsをインストールするところまでやったのだが、やたらと場所をとるサーバーは不要だと感じ、再度デスクトップOSのインストールを試みることにする。
Ubuntuの軽量版などもあるのだが、ここは職人芸が長けている日本人の作品を使いたいと思い「The Ecolinux Project」に注目。
Ecolinuxはスマートで軽快なLinuxディストリビューションです。CDから起動でき、必要ならインストールすることもできます。世界中で圧倒的な人気を誇るUbuntuを改造して作ったもので、動作が安定し、デバイス認識能力も優秀です。また、Ubuntuのリポジトリを採用しており、世界の開発者が作った2万個にも及ぶ最新のLinux用ソフトウェアを、簡単にインストールできます。
インストールしたのはUbuntuーLight。軽量デスクトップマネージャーを選択。売り文句の通り、見事にインストール成功。いわゆるWindows的なUIではないが、かえってシンプルで使いやすいと感じる。というか、メールとウェブくらいしか使わないのだから、これで十分というかこの方がいい!と思う次第。また、美しい日本語フォントもあり、日本語入力もSCIM+Anthyで完璧。ウェブブラウザFireFoxも問題なし。
問題はEthernetのポートが内ので、ネットアダプタを装着しなくてはならない点だった。
Buffaloの安いWiFiアダプタ[L]を買ってきて装着するのだが、この段階ではなんと何の問題もなく認識。ただ、LinuxWirelessのWiFiドライバ「Compat」[L]をソースからインストールしようとするのだが、パッケージにGCC関連が含まれていないため、Ubuntuのサイトから関連パッケージを逐一ダウンロードしてdpkgコマンドをインストールしていく。
最終的にすべての必要パッケージをインストールして、compat-wirelessをコンパイルしてインストール。すると無事にWiFiにも対応することができた。FireFox3betaが問題なく動く。ネット対応端末としては十分満足できるできばえである。
:::はみだしコメント
現在、筆者はノートにUbuntuを入れて愛用しているが、Ecolinuxにしてもいいかと思っている。



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