アメリカ・シリコンバレーでいろいろな人種の人たちと起業をしたときにみにつけた(というか、メンバーはあたりまえのようにやっていた)こと。時差があろうが、ジャズフォーメーションのように各人がつっぱしていてもきまる、最強の方法は、たったこれだけ。
何かを決める際、必ず関係者全員を電話会議によびだす
ただ、問題があった。
帰国後、日本の企業でも実践してみたのだが、うまくいかないのだ。
理由はわかっていた。議論ができないので、メソッドがあっても意味をなさないのだ。
例えば、テレカンファレンスをやっていても、「・・・かと!」とかいってだらだら演説をはじめたり、「理解できない」「きにくわない」と議論に参加しなかったり、メールを書いていたり、ひどいときは会議を台無しにすることを平気でいったり、「これはダメ、あれはダメ」と議論を強制終了をしたり。
「こういうのをのりきるのが会議だからね」と真顔でいわれたときは、本当におちこむ。それは今でもよくある話ではあるけど。
そういった世界的にレベルの低い(というか無秩序な)コミュニケーションを改善するための要点をメソッドにしいる国がある。北欧フィンランドだ。フィンランドは幼少のころから、多人数とのコミュニケーションの要点を「フィンランド・メソッド」として教育プログラムにまとめている。
アメリカの小学校教育もにたようなものがあるし、他の先進諸国もその方向にあるとおもうが、世界一の学力を誇るフィンランドはこのプログラムを徹底することで学力向上におおきな影響をあたえているという。
客観的なものの見方とコミュニケーション、これは幼児期の人格形成のみならず脳の成長に大きな影響をあたえている。
話をもどすが、フィンランド・メソッドの基本的な要素は以下のようになっている。
1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない
実にシンプルだが、訓練をしていないと意外とできないもの。
大切なのは「相手をそのままみとめること」「”議論”をすること」。
個人的な考えとしては、すべて徹底してしまっては人情味ある日本の文化とあわなくなる気がするが、それはそれで良いところだけをかいつまめばいいと思う。
前述の意見調整方法を実現するために、フィンランド・メソッドは不可欠。
もう1点、大切なことがあるので列挙する。
間違いの過程をのこす
学校のノート、練習問題、自分向けのメモなどなど、綺麗に整理するのはいいのだけど、まちがった過程、つまり考えた経緯をすっきり削除してしまうケースが大半(MS Wordの修正履歴とは意味が違う)、それをのこさないと、脳をつかう意味がない。
最強の「意見調整方法」の議論の上でも、これは重要。
相手をみとめ、互いに意見をいいあうため、組織体質が非常に柔軟になるため、「会議の結果は議事録と報告書にまとめて従うように」としてしまうと、進歩が妨げられてしまう。
その場の決定はもちろんすすめるのだが、適宜修正・調整をおこなえるようにするために、懸案事項やその他の可能性、リスク、代替案なども記録しておくことが大切だ。
この方法を個人的に「テレカン調整法」とよんでいる。
当時、電話のテレフォンカンファレンスをつかっておこなっていたが、最近はSkypeにシフトし、それ以外も模索している状態だ。テレコミュニケーションは手段にすぎないが、ロジカル・シンキングの究極の練習場となり、勉強術となり脳を育てる術なのだということを理解してもらいたいと思う。
補足
とてもくわしくわかりやすくまとめられているページをみつけたので紹介
フィンランドメソッドについて – るいネット




コメントをどうぞ