2002年頃、当時インターネットマガジンの編集長(当時はまだかな)のN氏と、「参加型のメディアを作ろうとしているんだ」とその構想を熱くかたったことがある。当時はまだソーシャルなんたらという言葉は一般的ではなかった。それはインターネットマガジンでの「ラクラクCMS」[L1] [L2]の連載とつながるわけだが、そもそもはCMS→blogによる「総国民パブリック化」の期待を強く感じていたからに他ならない。
それからもう7年。blogは一般語となり、個人メディアは持つのがあたりまえくらいの勢いだ。自分を始め文筆業がどんどん働く場所を失なっていくのを見て、「自ら啓蒙してきたのになんとも皮肉だな」と感じてはいるが、少なくとも当時の造語「サイレントマジョリティー・ブロガー」が増えたのは間違いない。目立つかどうかは別に、いいたいことをいえる場所を得ることはできた、といっていいだろう。
2003年末からblogとSNSの爆発的普及がはじまった際、感じていたのは「接点」や「場」の不在だ。blogがある一人のプレイヤーを体現するコンテンツだとしたら、この公の場で出会いを生み、情熱を結実させる「場」が必要だと思ったのだ。
そもそも、blogを運営するのは「露出したい」という欲求があるからに他ならない。筆者の著書やこのブログでも何年もいい続けていることだが、マズローの欲求五段階説しかり、目立ったり認められることをのぞまない限り、blogを運営する必然などありえない。だから、blogを核とした接点や場所の存在は、生活やビジネスといった社会システムの活力となると考えている。
だから、最近出会い、交流を深めているぶらんこの永井氏がすすめる「Pingooプロジェクト」[L]には素直に共感できたのだ。
blogをより露出できるようにする機会をつくる「Pingoo!」として、それをベースにblogで自己実現を支援する「社長ブログネット[L]」や「ブロ場[L]」といったサービスの投入だ。
そして本日、「ブログの力で景気対策」という見出しで、永井氏からメッセージが発信された。まずは冒頭の一文をごらんいただきたい。
→ ブログの力で景気対策 【Pingoo!プロジェクト】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛いつもご利用いただきありがとうございます、代表の永井です。
早速ですがPingoo!プロジェクト、その第一弾として景気対策に挑戦したいと思います。
ブログの力でどこまで景気を回復させることができるか、それに挑戦したいと思います。
景気が良くなろうが悪くなろうが世の中は人々の「思い」によって創られていると思います。
この思いをつなげ、価値へと変えていくことができれば必ずよりよい社会が築かれていくと信じています。テレビでニュースを見る度、何かできないか、このまま人任せにしていていいのだろうか、そんな疑問と自分への問いを繰り返しながらPingoo!プロジェクトとしてできることを模索してきました。
この度、その第一弾としてブログを通して経営者を支援する、「社長ブログネット全国版」をスタートさせることにいたしました。
当社としてできることは微々たるものかもしれません、しかし思いがつながれば大きな価値が生まれ景気も好転換するかもしれません。
僅かな望みと感じられるかもしれませんが、精一杯それに挑戦していきたいと思います。
皆さまも、ぜひ、できるところから挑戦してみてください。
特に印象深かったのがこの一文。
「景気が良くなろうが悪くなろうが世の中は人々の「思い」によって創られていると思います。
この思いをつなげ、価値へと変えていくことができれば必ずよりよい社会が築かれていくと信じています。」
確かに、人の「思い」は、景気はと関係の無いところに存在している気がする。
景気にふりまわされることはあっても、景気が人の「思い」をうみだすわけではない。
だったら、人の思いを表面化して、一つにまとめてみたらどうなるだろう。
もしかするととても大きなパワー、もしくは少なくとも勇気をふりしぼる切っ掛けにはなるんじゃないか。



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