文筆家兼イマジニア 増田(maskin)真樹
小さきものに灯りを

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事件2007年8月

2007年8月03日 20:14 友引 by maskin

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僕の住んでいる賃貸マンションはいろんなドラマや事件が起こる
栃木はマンションも住宅もやすいので購入した方が手頃だったり効率が良かったりするのだけど、いつ都内に戻るかもわからない僕としては、賃貸を選ぶしかない。ただ、逆に言えば、今のご時世、この辺の賃貸マンションにすむのはどちらかというと訳ありの家庭が多い。

うちのマンションは、市街地に近いこともあり、経営者や外国人やが多い。中には特殊な構造の家庭もある。何度となく警察沙汰レベルの事件があったが、今夜は子供がらみだった。

小学生低学年くらいの子供が、廊下やベランダで泣き叫んでいた。
昨日一昨日も同じようなことがあったのだけど、ヒステリーな親に怒られているようで、虐待の可能性もあり心配していた。

ただ、今日は違う、半狂乱で泣き叫び、ベランダから落ちてしまうんじゃないかという気にすらなった。息子もかなり心配し、様子を見に行くとパニック状態の子供が廊下にいた。

けがはなさそうなので、まず、110番にかけ、警察と話しながら、子供をなだめ保護した。何が起こったのか、名前は、  おなかはすいているか。息子と嫁も(かなり怖がりながら)でてきてくれて、そのおかげで彼もまもなく落ち着きを取り戻した。

自宅にまねくと、息子が積極的に話しかけてくれ、すぐに子供同士の遊びに変わっていってほっとした。

彼の家庭はお母さんと二人暮らし。
お父さんは小さいときに離婚して別れたらしい。
お母さんは、夜から仕事に出て行き、一人で家にいるうちに、パニックになってしまったらしい。どうしてパニックになったかは、自分でもわからないようだ。
お母さんの友達が夜に来るというのだが、くる気配もない。

警察と共に、どうするか話をして、最終的にその子は警察と共に自宅で待機。警察が母親の仕事場を探し、連絡して、迎えにきてもらった。

帰ってきたお母さんはすぐに謝りに来てくれた。
韓国生まれで、日本語は余り得意ではないらしい。
「僕も同じような経験がありますから、困ったことがあったら電話ください」といって別れた。

きっと大変なんだろうな。
一人で小さいな子供を育てるのは本当に大変なこと。
金銭的にも、生活のさまざまなシーンで、手助けが必要なのに誰も助けてくれないのが、今の日本だ。託児サービス自体は日本全体で充実していないし、人々の理解もないのでひどい有様だ。

よく、給食費未払いとか、何らかの未払いとかをする人が一方的に非難されるけど、こういう苦しい人たちが大半を占めていることはなかなか理解されない。金持ちや社会的優位な人たちが、こういった困った事情を持つ人々を隠れ蓑に、うまい汁を吸うのが現実である。

だから、今日の子のお母さんに、「がんばって」とはいえなかった。
うちも自分を含め病人2人に保育園児、決してまともな生活はしてないけど、あの子をできるかぎり助けたいと思うし、それが住民として人間としてやるべきことだと思った。子供は、ただの被害者だ。

そしてつらい状況に置かれた人を放置するこんな社会を、次の世代を生きる子供たちに残してはいけないと、今日も誓うのであった。

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