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[Newsセレクション] 雑誌170誌休刊、本全体の販売2兆円割れ

2009年12月13日 19:26 赤口 by maskin

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20年間出版業界にフリーランスライターという立場で係わってきたのですが、この3〜4年の不況ぶりには、痛手を追うと共に、いろいろと考えさせられてきました。

IT業界でいえば媒体が殆どなくなりました。過去連載を持っていた雑誌は90%以上休刊。長らくコネクションを持っている編集者の方もいっぱいいるのですが、単価が安過ぎて専業ライターとして執筆で生計を立てていくのは不可能になりました。(できないことはないですが、プライベートも大切にする自分のスタイルでは無理でしょう)この記事で紹介されているのは出版業界全体の値。IT系媒体はもっともっとひどいのです。

体感している業界の状況は、数字になると、よりリアルに理解できるようになります。

朝日新聞の記事によれば

 今年の書籍・雑誌の推定販売金額が2兆円を割り込むことが確実になった。出版科学研究所の分析で明らかになった。1989年から20年間にわたって「2兆円産業」といわれてきたが、最終的には1兆9300億円台に落ち込む可能性がある。

ということです。

では、出版業界が不況の影響を受け、大いに盛り上がったバブル期はどうかというと

バブル期の89年に2兆399億円となり、初めて2兆円の大台に乗った。96年に過去最高の2兆6563億円まで伸びたがその後は減り続け、昨年は2兆177億円だった。

というわけです。意外と堅調な波?のような気がしてしまいました。
もしかして、再販制度の会計が、わかりにくくさせているのでしょうか?

ところで、私がPC系で初ともいえる新書を出版したのが実質2004年末。直後 病気で療養に入りましたが、その間、ものすごい勢いでPC/ネット系新書が出版されていきましたね。病床で「波に乗ることもできない」ことにやきもきしてたこと記憶しています。

それもそのはず、

新刊の刊行点数は89年の約3万8千点に比べて、昨年は約7万6千点と倍増

ということなのです。

ところが、販売額は逆に減少、返品率も2009年10月末では40.7%と悪化の一途。ブログなどで「注目された」といわれている人を著者にしてしまえという強引なマーケティングは、お尻に火のついた出版社の苦肉の策だったわけです。売れるかどうか判断できない作品を出版するよりは、売れるとわかっているものを売ったほうがいいですものね。

大半の「ネット有名人」本は売れていないようです。(もちろんねたましいほど良質な文章を書き、きちんと売れている人もいます)ある編集部長によれば「文章がひど過ぎる」とのことでした。編集部で修正しても、なんとか出版できるということでした。(ただ、それでも売れる人もいるという)

脱字が多い自分に何も言う資格はないですが、出版というか作家(ライター、ジャーナリスト含む)の仕事は危機的状況になってしまっているのですから、クチコミ系評判とかに左右されず良質な作品を生む流れも作っていいかと思うんです。

本の販売2兆円割れ 170誌休刊・書籍少ないヒット作

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