
PSPGoがイマイチふるわず、業績も悪く、元気のなさげなソニーですが、電子ブックのシェアが35%に達し「40%を目標」にできる立ち位置にきているそうです。
ソニーが海外市場でeInk技術を使用した電子書籍端末をリリースしたのは今年8月。「Reader Pocket Edition」(199ドル)と「Reader Touch Edition」(299ドル)の2モデルを8月末に発売。それと同時にG機能付き電子書籍リーダー「Reader Daily Edition」(399ドル)を発表。
そして本日、ソニーは3G機能付きの「Reader Daily Edition」向けに、Wall Street JournalやNew York Postの電子版を配信すると発表[link]。さらに、日本国内での参入準備のため、複数出版社と協議にはいったという報道も流れています[link]。
ノリに乗っているソニーの電子書籍。
けど、待ってください。
ソニーは電子書籍市場から撤退したばかりなんですよね。

そう、リブリエです。撤退報道が出たのが2008年7月[link]。ソニーの端末生産中止がいつなのかわかってませんが、ライバルだった松下は2008年3月で中止しています。コンテンツ販売もソニーは2008年末に中止しているんです。
たった1年で形勢逆転、一体何がソニーにおこったのか。
lTメディアの記事によれば
12年度に電子書籍端末の世界シェア40%を目指す」。ソニーの平井一夫EVP(上級副社長)は、先月18日の経営説明会で力強く宣言した。現在のシェアは約35%。著作権が切れた古典作品など約100万冊の提供をグーグルから受けるなどソフトの充実策が功を奏した形だ。
そう、コンテンツの充実です。Apple iPodにiTunes Storeがあるように。ソニーは「ReaderStore」でのテコ入れを繰り返してきました。フォーマットをEPUB形式に変更したり、グーグルから著作権切れ作品提供を受けたり、といった展開です。
もちろん、最大のライバルAmazom.comが30万冊も品揃えでキンドルを投入してきたことが、ソニーの野心に火をつけたと考えてもいいでしょう。これまでのソニーは、ハードとソフトはつくっても肝心のサービスプラットフォームが極端に手薄でした。ウォークマンのハードは魅力でも、フリーズしまくるソフトとコンテンツの揃わないECしか使えないのであれば、価値はないも同然です。
もしかするとソニーは、市場に合わせてサービスを拡充しているだけかもしれず、まだ「ネットサービスはやらない」と考えいる可能性もあります。けど、我が国が世界に誇るソニーには「ハードもソフト、そしてサービスも」とトータルで最高のエクスペリエンスを提供して欲しいと思いませんか?
ちなみに3G「Reader Daily Edition」は7インチのeInkタッチスクリーン(16階調グレイスケール)を搭載、内蔵ストレージには電子書籍(PDF、EPUB、Microsoft Word、BBeB、テキストファイル)を約1000冊保存できるといいます。
スペックこそリブリエと変わらないかもしれないですが、3G対応で新聞などのコンテンツがどんどん(安価に)提供されてきたとすれば、大きな潮流になるのではないでしょうか。
「リブリエの失敗がある」と疑問視する人も大勢いると思います。しかし、アマゾン、バーンズアンドノーブルが参入、そして噂ですがアップルも新型タッチパネル端末で参入してくると考えられています(というかそうなるでしょう)。その波に乗るべき時がきた。サーフィン感覚で市場をかけぬける、その際、重要なのは、ボード(ハード)と技術(ソフト)、そして波や天候を判断する能力(サービス)です。
日本は生産技術が高く、ソフト技術も十分高い、欠けているのはそれを組み合わせるイマジニア的能力です。だから、ソニーには、イマジニア能力が求められる電子辞書
の世界でナンバーワンになってもらいたいと思うのです。
Sony and Dow Jones & Company Join Forces for Comprehensive and Exclusive Content Offerings for the Sony Reader
ソニー、新電子書籍リーダー「Reader Daily Edition」を発表–3Gワイヤレス通信に対応
ソニーは3G機能付き電子書籍リーダー「Reader Daily Edition」に、Wall Street JournalやNew York Postの電子版を配信する。
フォトレポート:ソニー、電子書籍用端末2機種を発表







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3 件のコメント
もともと電子辞書はSHARPの独壇場だったはずなのに・・・。
最近のSONYは他社の後を追いかける無難な経営になってきてますね。
外資の影響が強まると冒険が出来なくなって底力が失われるひとつの例なのかもしれません。
[Reply]
では、日本のハードの動きはというと、
ソニーは再度電子書籍リーダー(計画)
シャープはまさかの電子辞書にリーダー機能
富士通は小型PCにビュアー搭載、電子ペーパーも準備
[Reply]
10年ぐらい前は、EBとかEBXAの電子ブックがあって(ソニーとかPanasonic)便利に活用していたのだけれど、今はただの「電子辞書」に変わっている。でも、欲しいコンテンツがない。Webで調べろって言うこと何だろうな。
[Reply]
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