17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論を舞台にした作品。
舞台は、猛暑の中、扇風機すら回らない小さめの会議室で、12人はそこに押し込められ有罪か無罪化の討論を繰り広げる。最悪の環境で、多くの陪審員が手っ取り早く終わらせようと「有罪」を採択するのだが、その中の一人(James Fonda)が「無罪」を主張する。当然残りの11人は「なんで無罪なんだ!?」と怒るわけだ。
しかしながらこの男には確かな疑問がある。「本当に有罪なのか?」という。

ここからの展開の描写が非常に繊細かつリアリティあふれるもので興味深い。12人の意志が絡み合う複雑なシチュエーションに、各人の微妙な心境の変化が影響すると、舞台は瞬きできないほど慌ただしい展開を迎える。登場人物一人一人の態度やふるまいに意味があり、その背景には人生観が垣間見られる。白黒善悪付けられない陪審員の態度は、世の中の有り体を表し、この映画の完成度を限りなく高めている。
関連記事
関連カテゴリー: 関連タグ :裁判員制度
<古い記事 『猟奇的な彼女』 時間を超えて愛し続ける姿に感動 新しい記事> [1日1アイディア+] ちゃぶ台キッチンセット









2 件のコメント
blog update subject : 裁判員制度
http://keikogyugo.blogspot.com/2010/01/blog-post_19.html
[Reply]
WSJ Investment Project: 検察vs小沢=アメリカvs中国: 逮捕=検察様が正しい起訴=ほらみろ、おそれいったか判決→有罪=いえ?い、権力万歳! こんなレベル。 裁判員制度… http://idek.net/122e [via Google Blogs]
[Reply]
2 件のTrackbacks/Pingbacks
[...] ・裁判員制度前に必見『十二人の怒れる男 』 密室の12人が繰り広げる知的興… [...]
「12人の怒れる男」暑苦しいおっさんが怒ってます
「12人の怒れる男」★★★★
セルゲイ・マコヴェツキー、アレクセイ・ペトレンコ他 12人
ニキータ・ミハルコフ監督、2007年、ロシア、160分
ハリウッドの名作にロシア人監督が…
コメントをどうぞ