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2005年02月14日

今年もチョコの話を・・・

   今年もバレンタインデーがやってきました。昨年もチョコレート中毒のお話しをしたかと思いますが、今年はさらにつっこんだお話しをさせていただきます。チョコレート中毒の原因がキサンチンアルカロイドという物質の過剰摂取によって起こるということは昨年お話ししましたが、このキサンチンアルカロイドとは体内にはいるとどんなことをするために中毒になるのかということをご説明したいと思います。

  キサンチンアルカロイドは主にチオブロミンとカフェインのことを指しています。これが中枢神経系に強く作用して、頻脈や呼吸速拍・筋肉の硬直を起こしさらに強い反応を起こすと心不全〜昏睡を起こし死へとつながってしまうようです。万が一チョコレートを食べられてしまった場合、とにかく吐かせてしまいましょう。もし摂取した時間がわからなければその時は病院で処置するしかないでしょう。
  楽しいバレンタインデーにこんな話も何ですが、動物にとってチョコレートは危険なものということを忘れないでくださいね。

Posted by nomata at 19:35 | コメント (0) | トラックバック (1)
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