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2003年10月03日

風邪と思っていたら

scan_3103191755_1.jpg 10月に入ってだいぶ朝晩の気温も下がってきましたね。これから寒くなることで徐々に増えてゆく病気が、猫だと猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)や尿閉(おしっこが詰まってしまう病気)、犬だと8歳すぎの小型犬にみられやすい心臓病でしょうか。このレントゲン写真は“僧帽弁閉鎖不全症”という心臓病のものです。この心臓病は初期症状として咳が頻繁にみられるようになり、ちょうどこの寒い時期と重なることで風邪と思われがちなのですが病院にいらっしゃる頃には症状が進行してしまっていることがあります。

 心臓病によくみられる症状は、①咳をよくする ②呼吸が荒いあるいは呼吸困難 ③運動をしたがらなくなった ④食欲が無くなった ⑤よく失神する ⑥四肢がむくむ などが主だったものです。咳が長引いていてなかなか治らないときは病院で心臓の検診を受けてみると早期発見ができ、症状も早く改善させてあげることができるかもしれませんよ!

Posted by nomata at 19:42 | コメント (0) | トラックバック (0)
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