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2004年01月25日

子宮蓄膿症

 雌犬にとって子供を育てるために子宮という臓器は大切ですが、8歳位を過ぎると人と同じように閉経という時期を迎えます。ちょうどこの時期に子宮蓄膿症にかかってしまう場合があります。どんな病気でもそうですが特に子宮蓄膿症は発見時期が遅れると命に関わる位怖い病気です。今日も子宮蓄膿症を患った犬が入院し急遽開腹手術になりました。(摘出した臓器の写真をご覧になりたい方は続きをご覧ください。)開腹するタイミングは非常に難しいのですが、体が病気に負けているかいないかを良く見極めないと、手術は成功しても術後にダメになってしまうこともあります。
 8歳を過ぎて避妊手術をされていない飼い主さんは、良くペットの様子を観察してあげてください。どんな病気でも早期発見がカギですよ!

pyoーmetra (写真の中にある定規は18㎝のものです。)

Posted by nomata at 22:14 | コメント (1) | トラックバック (0)
コメント

はじめてメールさせていただきます。
現在、10歳2ヶ月の柴犬(メス)を飼っています。
1週間前から体調が良くなく、食欲もなく、水をよく飲むようになり、今日病院に行った所、『子宮蓄膿症』との診断を受けました。卵巣子宮摘出手術と薬(点滴)投与の治療があるとの事で、帰宅後、様々なHPを見る限り、摘出手術が再発の可能性も少ないし、良いのでは、と思っています。
ですが、
・神経質で、買主(家族)以外の人間と交われない。
・散歩嫌い(1日20分)で年齢から見て運動能力なし。
と、手術後、持ちこたえれるか不安があります。
また、前の犬(柴犬)が卵巣ガンになった時、摘出手術したのですが、病院まで歩いて行ったのに手術後、動けずに数日後に亡くなったという悲しい過去があるため、手術に対してトラウマがあります。
10歳の柴犬が子宮蓄膿症で卵巣子宮摘出手術をした場合、手術後にどのような可能性があるのか。10歳なら体力的に可能な範囲か、教えて頂ければ幸いです。
でも手術以外の方法も過酷な長期戦なんですよね。。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

Posted by: くりはらきょうこ at 2004年11月08日 17:41
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