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2004年06月15日

天気のくずれと共に様子が・・・

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 水頭症とはちょっと異なるものなのですが同じような神経症状(行動異常・運動失調・発作etc.)を発症するものが後頭骨形成不全症です。水頭症とは異なり泉門(頭の中心部の骨のつなぎ目の部分)はしっかり閉じているのですが、頭から脊椎への神経の出口である後頭骨が正常なものでは楕円形なのに対し、形成不全症ではひょうたんのような形のまま成長が止まってしまうことで微妙な気圧差によって脳に対しての圧変化をもたらし神経症状が誘発されてしまうようです。
 これからの時期、雷や台風、急な低気圧の接近、花火大会による大きな音などでも症状が誘発されてしまうことが多いのですが、脳圧を安定させる薬を飲むことで症状はだいぶ変わってきます。先天性疾患に分類される病気ですが決して悲観しないでください。上手に病気をコントロールすることで症状を改善することができますから!(現在ソフトの不具合により写真を掲載することができません。直り次第写真を掲載いたします。)

Posted by nomata at 20:02 | コメント (0) | トラックバック (0)
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