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2004年11月24日

体重と血液の関係

 “体のほとんどは水分からできている”何かの宣伝のキャッチコピーのようですが、その水分でもある血液の量は果たしてどの位かご存じでしょうか?犬では1㎏あたり約80㏄、猫では1㎏あたり約70㏄といわれています。これは体重の1/12〜1/13の量となります。気になるのは手術や怪我などによってどの位の血液が体内から喪失した場合、命に関わってくるかということではないでしょうか?例えば体重が20㎏の犬の場合、1600㏄が血液の総量だとするとその半分である800㏄を喪失すると生命を脅かす状態となります。(肥満犬ではこの数字はあてはまらないでしょう!)
 手術前に血液検査をするのは、肝臓や腎臓の機能が正常かどうかを確かめる意味もありますが、現時点での血液量がどのくらいのものかということを確かめるものでもあるんです。

Posted by nomata at 19:11 | コメント (0) | トラックバック (0)
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