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2004年11月05日

ケンネル・コフ

 一度は耳にしたことがあるのではないかと思いますが、簡単にいうと犬の“のど風邪”みたいなのもです。原因としては、犬アデノウイルス2型、パラインフルエンザウイルス、ヘルペスウイルスなどのウイルスと気管支敗血症菌やマイコプラズマなどの細菌によって引き起こされるものです。ここでウイルスがどうだの細菌がどうだのと難しい話は抜きにして、どうして感染してしまったかということが気になるところでしょう。
 1番の原因には感染犬との接触(ペットホテル・トリミング・ドックショー・動物病院etc)があげられます。基本的には上に挙げたウイルスはワクチン接種をしていれば予防できるものです。けれどもストレス状態にさらされていたり、病気の治療中であったり、ステロイド剤を服用中であったりと体の抵抗力が低下している時にはどうしても感染してしまうケースがあります。空気が乾燥するこれからの時期、ワクチンをうって免疫力を高めることも大切ですが、少しでも元気が無さそうなときには犬がたくさん集まるところへ行くことは避けることが得策ですよ。

Posted by nomata at 21:47 | コメント (0) | トラックバック (0)
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