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2004年07月12日

入院の善し悪し

 命に関わる症状は別として、様子をみるための入院といういうのはその犬猫の性格や年齢によって決していいものではないこともあります。自分の知っている限りでは外によく遊びに行く猫では入院という環境変化により食餌はおろか排便排尿もせず、ずっと同じ場所にうずくまっているという子もいました。これではなんのたまに入院したのか?かえって調子を悪くしてしまいかねません。また犬猫にも“分離不安定症”という症状があります。これはいつも一緒にいる飼い主さんとほんのちょっとでも離れただけで下痢や嘔吐などの消化器症状を起こしたり、ずっと鳴き止まないなどの症状をいうのですがこのような子ではとても入院はできません。
 入院は自宅で管理できない症状については獣医師のもとで管理できるという利点がありますが、上記のように精神的にも決して良くない影響を与えることもあります。なるべく入院しないで済むよう日頃の健康管理(しつけも!)には気を配ってあげましょうね!

Posted by nomata at 19:58 | コメント (0) | トラックバック (0)
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