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2004年05月22日

心臓病の薬

 体の中で1番働いている臓器といえば心臓、それに続いて肺ではないでしょうか?もちろんほかの臓器も働いてはいますが、寝ても覚めてもある一定のリズムで動いている心臓は休むことがない分疲労がたまり衰えていくのが早い臓器でもあるでしょう。
 心臓病と言われると飼い主さんとしては非常にショックを受けられる方が多いのですが、心臓病と言っても重症のものから初期段階のものまでいろいろあります。先天的な心臓疾患でなければ、だいたい8歳を過ぎると心臓病の症状が出始める子がいます。さて心臓病の症状というと皆さんは何を思い浮かべますか?

 動物病院の診察で心雑音は確認されるがほとんど日常生活では支障を来さないものもあれば、呼吸困難を起こしていたり、咳をしたり、散歩中ちょっと走っただけで倒れてしまったりなど、すぐにでも入院治療が必要となるくらい重症なものまでさまざまです。重症な場合は薬に頼らないと日常生活に支障を来すので飲ませるのを忘れることはないと思うのですが、問題はこれと言った症状はないけれど心臓病としては進行しつつあるものでしょう。お薬というと面倒であったり、飲ませるのがかわいそうという理由で飲ませなかったり忘れてしまう飼い主さんが多いのですが、心臓病の薬に関しては始めたからには欠かさず飲ませるようにしましょう。症状がないと薬を飲ませている意味がないように思われるかもしれませんが、体の中では処方された心臓の薬が心臓の働きを楽にしようと頑張っています。現在、病院で心臓病の薬を処方されている飼い主さん、忘れずに投与してあげてくださいね。

Posted by nomata at 19:42 | コメント (1) | トラックバック (0)
コメント

現在心不全と言われて薬を飲ませていましたが、段々と調子が悪くなると、薬を異常反応しめして、色々工夫してもダメで困っています。現在咳止めとニトログリセリンの塗り薬とで治療しています。獣医さんには直らないし手術も出来ない言われました。ひどい時は咳がひどくて吐いたり、泡のようなものを出します。年齢も拾って育てていますので、年も分かりません。内に来て6年になります。

Posted by: 松村恒子 at 2004年06月20日 10:19
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